車両動態管理システムプラットフォーム traevo(トラエボ) traevo(トラエボ)

日本オープンイノベーション大賞 国土交通大臣賞を一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)と株式会社traevoが受賞~フィジカルインターネット実現に向けた共同輸送データベースの社会実装~


株式会社traevo(東京都港区、代表取締役社長 鈴木 久夫、以下「traevo(トラエボ)」)と一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(代表理事:小島薫、略称:TDBC)は、荷主・運輸事業者向け共同輸送相手の探索サービス「traevo noWa(トラエボノワ)」の取り組みにおいて、内閣府「第8回日本オープンイノベーション大賞 国土交通大臣賞」を受賞したことをお知らせします。
本賞は、オープンイノベーションの取り組みの中から、模範性、社会インパクト、持続可能性に優れた各分野の取り組みが表彰され、表彰式は2026年2月9日に開催されました。

日本オープンイノベーション大賞 国土交通大臣賞 表彰式

表彰概要

賞名
日本オープンイノベーション大賞 国土交通大臣賞
取り組み・プロジェクト名
共同輸送データベースの普及による持続可能な物流~フィジカルインターネットの実現
受賞者
一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)、株式会社traevo

日本オープンイノベーション大賞とは

内閣府が2018年から始めた制度で、日本のオープンイノベーションを推進するために、今後のロールモデルとして期待される先進性や独創性の高い取り組みが表彰されます。模範となるもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものに、政府各省庁の担当分野ごとの大臣賞、長官賞、経済団体・学術団体の会長賞等を授与。最も優れた取り組みが内閣総理大臣賞として表彰されます。国土交通省のサイトでも報道発表を頂きました。

共同輸送データベースの普及による持続可能な物流

共同輸送データベース

TDBCでは、荷主企業、運輸事業者、サポート企業が参加するワーキンググループが、様々な運輸業界の課題解決に向けてテーマごとにメンバーを募り、様々な解決策の検討と実証実験などを通して、現場で検証・実践された実効性のある解決策の創出と社会実装を目指すオープンイノベーション(共創)として活動しています。2022年からスタートした共同輸送ユニバーサルシステムのグループは、動態管理プラットフォーム「traevo Platform」を基盤に中長期の共同輸送相手を検索できるユニバーサルなシステムを構築しました。

利用各社は物流データを出発地、到着地の市区町村、車種、車格のみで、匿名加工した情報を共同輸送データベースに登録し、データはtraevo Platformと連携、またはExcelで作成したデータも取り込むことが可能です。 この共同輸送データベースを活用して、荷主や運輸事業者が共同輸送相手を探索するサービス(traevo noWa)を構築しました。

トラック輸送の積載効率(積載率×実車率)の向上には、複数荷主による車両共有で同じ納品先へ荷物を運ぶ、または帰り便の荷物を組み合わせる「共同輸送」が有効とされています。しかし、共同輸送には業種を越えた荷主や車両を探す膨大な労力を解消することが課題でした。「traevo noWa」はその負担を解消することを目的としています。

実証実験の成果(2024年)

TDBC会員による実証実験では、混載および往復化の共同輸送事例を8件創出しました。その結果、各30~40%の積載効率、燃費向上、CO2排出量削減といった効果が確認されました。

実証実験の成果(2025年)

前年の成果をもとに、北海道経済産業局および北海道物流研究会の協力により、道内事業者の参加を募り、第1弾として2024年12月~2025年1月に道内共配実証事業を、第2弾として2025年8月~2026年1月に地域を全国に拡大し、さらなる参加者を募って実証事業を行いました。累 計の参加事業者数は80を超え、登録ルート数は14000を超え、現在も増え続けています。

本取り組みは、将来の物流構想「フィジカルインターネット」の基盤となる共同輸送のプラットフォームと期待されています。 今回の受賞では、参加企業も多く、連携効果が裏付けされる実績の豊富さ、すでに社会的評価を得ている点が高く評価されました。

traevo noWa利用企業

2022年より荷主企業を中心としたワーキンググループで設計・構築を開始し、鈴与カーゴネット株式会社、大王製紙株式会社、中部興産株式会社、トランコム株式会社、ヤンマーロジスティクス株式会社、AGC株式会社などが中心となり実データを投入して実証実験とサービス改善を重ねてきました。
2025年8月に正式サービスを開始し、現在は全国87社・14,000路線が登録しています。

traevo Platform

traevo Platform ロゴ

通信型デジタルタコグラフやドライブレコーダーなど異なる車載機器から、位置・稼働・待機・荷役などの動態データを一元的に集約・管理する車両動態管理プラットフォームです。荷主・運送事業者・着荷主といった複数ステークホルダー間で情報を共有でき、業界横断型のデータ連携を通じて物流全体の効率化を支援します。
またデジタコやGPSから取得した滞留時間情報を活用することで、新物流二法で求められる荷待ち・荷役作業時間の短縮もサポートします。

traevo noWa

traevo noWa ロゴ

積載効率の向上によって2024年問題解決やカーボンニュートラル実現に寄与することを目的に、複数の荷主企業や運輸事業者が業界の枠を越えて活動し、2025年8月に荷主・運輸事業者向け共同輸送相手の探索サービス「traevo noWa」を社会実装しました。デジタコ等から取得される車両の位置情報等のデータを一元化することにより物流の可視化や業務効率化、安全管理の高度化を図るサービス「traevo Platform」のデータやExcelデータを活用して、オープンかつ秘匿性の高い共同輸送データベースを提供します。
荷主や運輸事業者が匿名化された各社の輸送データ(発着地市区町村、車種、車格、オプション、輸送台数)を検索することで利用者が共同輸送相手を探すサービスを提供しています。

「traevo noWa」のご利用について

本サービスは1社あたり年間利用料3万円(3アカウントまで)でご利用いただけます。共同輸送成約時の手数料などは一切不要です。現在は全国で87社14,000路線以上が登録中、TDBC会員とtraevo Platformのユーザー企業は年間利用料が無償となります。

詳細・お問合せ:https://traevo.jp/nowa/

コメント

株式会社traevo 代表取締役社長 鈴木 久夫

当社はTDBCの活動成果を社会実装するために生まれました。

その第1弾として2023年にtraevo Platformの提供を開始、2025年にtraevo noWaをリリースすることができました。どちらも当社が作ったものではなく、TDBC会員の皆さまが「共同創業者」として企画、制作、実証した成果をもとにユニバーサルシステムとして整備し、皆様の思いを形にするために行政機関はじめ関係各位と協働してサービスを提供しています。この度の受賞は、TDBC会員とご協力いただいた各位のご努力が結実したものであり、大変嬉しく思います。

TDBCの活動は官民の分け隔てなく、異なる立場のステークホルダーが率直な意見をぶつけ合い成果を導き出す、まさに「オープンイノベーション」そのものであると自認していますが、それを社会実装するためには様々なハードルがあります。引き続きユニバーサルシステムとして社会に根付いていくよう努力してまいりますので、皆様のご協力を賜れましたら幸いです。

  • ユニバーサルシステム:対象や環境に関わらず誰でも利用できる社会的、普遍的なシステム

株式会社traevoについて

設立
2022年1月7日
所在地
東京都港区六本木三丁目2番1号
代表者
代表取締役社長 鈴木 久夫
事業内容
動態管理プラットフォームサービスの開発・運営
株主
ウイングアーク1st株式会社、鈴与株式会社、トランコム株式会社、株式会社トランストロン、矢崎エナジーシステム株式会社、株式会社首都圏ホールディングス、三興物流株式会社、株式会社セイリョウライン、株式会社グローバルワイズ、物流企画サポート株式会社、大河原運送株式会社、茨城乳配株式会社、株式会社データ・テック、一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会

一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)について

TDBCは運輸業界と発着荷主企業、地方自治体、ICTなど多様な業種のサポート企業が連携し、デジタルテクノロジーを利用することで運輸業界を安心・安全・エコロジーな社会基盤に変革し、業界・社会に貢献することを目的として2016年に設立されました。200社を超える会員が業界の課題解決のためオープンに活動しています。